ご利用例


20代男性 統合失調症 週4回利用(3年間)


利用当初
 彼は、中学生の頃から不登校になり、通信制の高校に入学後3ヶ月で中退。その後は引きこもり状態になり、誰とも会わない日々が続いていました。

通い始めてからの変化
 オンラインゲームで昼夜逆転の生活になっていたため、まずは規則正しい生活を送ることを目標にしました。毎朝、自宅を訪問し、玄関に出てきてもらうことでベッドからでる習慣をつけていきました。スタッフとの関係ができたら、次は事業所への通所を開始。音や人などの刺激に敏感で、初めは10分間の滞在がやっとといった感じでしたが、徐々に滞在時間を延ばしていき、1年後にはメンバーと一緒に昼食がとれるようになりました。その後は、月一回の観光ツアーにも進んで参加するようになり、活動範囲が広がりました。現在は、就労継続支援B型で元気に働いています。
 

30代女性 うつ病 週5回利用(5ヶ月間)


利用当初
 彼女は、職場でのハラスメントや育った家庭環境など、「なぜ自分ばかりこんなに辛い目に合うのだろう」と涙ながらに語り、憤りにも近い感情を静かに持っている方でした。10代から鬱症状に悩まされ、当時も休職していました。

通い始めてからの変化
 カウンセリングで、職場や家族には言えなかった気持ちを聞くことから始めました。周囲を優先し自分自身の気持ちに蓋をしていたことをやめ、自分に素直になれたことで、自分を肯定でき、次第に涙が出なくなっていきました。その後は、自分の得意なことややりたかったことを積極的にしてもらいました。また、自助グループの活動に参加し、同じような方が他にもいるということを知ることで、過去にとらわれることがなくなっていきました。
 現在は、仕事は生活の糧として給料をもらえる場と割り切り、自己実現はプライベートで叶えています。
 

50代男性 適応障害 週1回利用(2年間)


利用当初
 彼はご相談にいらした時は、めまい等の症状に加え、未経験の事務職への異動を機に適応障害による鬱症状に悩んでいました。
 薬物療法だけではなく、健康回復に必要な方法を自力で獲得したいという思いで利用をスタートしました。

通い始めてからの変化
 週に 1 度、仕事帰りにこちらに立ち寄っていただき、カウンセリングを実施していきました。仕事や生活の中身を見える化するために毎日記録をとってもらい、カウンセリング時に調子が良い時と悪い時の分析を行い、改善策を一緒に練っていきました。 セルフケアの知識やスキルも磨くことで、活動と休息のバランスをとることを意識した生活を送りました。
 また、悩みや不安を吐き出す機会を作ることで、ストレスをためないようにしていきました。
 利用2年目には、将来のキャリアビジョンを描くなど、前向きな気持ちを取り戻していきました。
 現在は、自分にあった職業に転職することができ、元気に働いています。
 

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